臨済録

先日火傷をいたしまして、現在は絶賛水膨れ中ですが、大丈夫でございます。

傷(でいいのかな)を眺めながらいろんな形や色に変わっていくんだなぁと思いまして、はい。

人間の身体って面白いもんでございます。

 

臨済宗の開祖、臨済の言行をまとめたものに「臨済録」がございますが、禅の中でも魂を鷲掴みにされると言う表現がまさにぴったりな書物なんです、これが。

人間死ぬ前に一度読んでおくのが良いとは思いますが、本来死のためにあるものではなく、いかに生きるかにかかってくるものでございますので、ピンピンしている状態で読んでみるのがやはり賢明ではありましょう。

 

臨済録 (岩波文庫)

臨済録 (岩波文庫)

 

 

入矢義高氏の訳が素晴らしい岩波文庫版、この先生のお弟子さんの臨済録もあると小耳に挟んだのでこちらも読んでみました。

 

小川隆氏の「臨済録」です。 

『臨済録』―禅の語録のことばと思想 (書物誕生―あたらしい古典入門)

『臨済録』―禅の語録のことばと思想 (書物誕生―あたらしい古典入門)

 

 

まず、問答や公案を中国禅から集めたものの説明がありまして、作品の紹介として「臨済録」が訳されております。

先日テレビで拝見したところ、こちらの小川先生が禅僧方にお寺で講義しておられました。

確かに中国語専門の仏教学者ではありますが、お坊さんが聞く側ねぇ。

入矢訳より、より丁寧な説明で補足もあり楽しめますが、この書物に初めて触れる方は岩波文庫版からをおすすめいたします。

これを読んで今ままで自分は何をやっていたんだろうと気付かれても、責任は取れません。

そして何も感じなくても問題はありません。

 

中国禅についてもっと知りたい方はこちらも紹介しておきます。

増補 自己と超越――禅・人・ことば (岩波現代文庫)

増補 自己と超越――禅・人・ことば (岩波現代文庫)

 
増補 求道と悦楽――中国の禅と詩 (岩波現代文庫)

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