ぼくの命は言葉とともにある

「ぼくの命は言葉とともにある 福島智

 

 

福島智氏は3歳で右目、9歳で左目の視力を失い、14歳で右耳、18歳で左耳の聴力を失い、全盲ろうになった。

彼は世界で初めて全盲ろうで大学教授になる。

現在は、東京大学で物理的なバリアのみならず、心のバリアフリーも含めた研究をしている。

 

このような身体の状態を理解することは到底無理なのだが、少しでも気持ちを理解しようと思うなら、プールに潜って目をつぶってみてほしいと彼は言う。

 

聴力も失いかけコミュニケーションを取りづらくなった彼を救ったのは母であった。

それまで点字のタイプライターを使い、点字を紙に打ってもらい会話をしていた彼だが、その時近くにタイプライターがなかった母親が、自身の指を息子の指に重ねると、タイプライターのキーに見立て、文字を打ち出したのである。

 

さ と し わ か る か

 

と。

この「指点字」と名付けられたコミュニケーション方法はこの後、多くの人々を救う事になる。

 

何度も死を意識するような状況に落ちいった時、彼をこの世にとどめたのは、フランクルであった。

人が生きる上で実現する価値には3つある。

何かを生産するような創造的な活動を意味する「創造価値」

何かを表現するクリエイティヴな創造を意味する。

2つ目は「体験価値」

作り上げることはできなくても自然や芸術に感動して感じることを意味する。

最後の3つ目は、この2つ以上に大切な価値で、人が苦悩に直面した時にどう対処していくのかにかかってくる「態度価値」と言うもので、フランクルはこれが一番大切であると言っている。

 

生来楽天的な著者もこの極限状態で横向きどころか真後ろを向いてしまう時があると。

そう言う時は下手に動かないことだと彼は綴っている。

そしてどうしてもどうしても前に進めなくなった時、彼はどうするか。

 

後ろ向きになったまま、後ずさりする。 

 

これで結果的に少し前進した事になると。

これはちょっと使えるような気がします。

人間誰しも程度の差こそあれ、前に進めないことが当然ある。

特に身体の問題は他人に代わってもらうことはできません。

そんな時この言葉を思い出してみるのも良いかもしれない。

 

なんだか、ブログのまとめがうまくできなくなっちゃったけど。

まー、頑張るか(笑)