小さいおうち

はー

ふー

うー

風邪と長雨で調子悪いですが、今日もいきますよー

 

「映画 小さいおうち」

  

小さいおうち [DVD]

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ようやく観たの。地上波では放送済みなんですってね。

 原作はもちろん読んでいたので、からめて行きましょうかね。

小さいおうち (文春文庫)

小さいおうち (文春文庫)

 

 

(以下、ネタバレ てんこ盛り)

戦前、山形から東京に奉公に出たタキ。

奉公先である赤い屋根の小さなおうちでの生活をタキの回顧録とともに、彼女が死ぬまでを描く。

女中が除いてしまった奥様の秘密はいかに、ってのが売出し文句だったような気もするけれど、もっと静かで美しいお話。

 

本を読んだ時の感想は、あら、中島サンらしからぬ大人し目のお話ねと思いきや、最後にはやはり納得させられるという内容。

山田洋次が惚れて映画化となったとは聞いていたけれど、さてどんなもんかと思っておりました。

 

時子とタキのキャスティングは良かったと思う。

二人はね、で、板倉は、板倉は、っと............

誰か他にいなかったのかしらー。

 

小さなおうちが戦争で壊れるシーンにはびっくり。

予算の関係で模型使ったんでしょうね。

平成のこの時代にあれはなんと........

40年前の円谷の方が遥かにマシである。

 

映画と違い、原作の方はあそこまで時子と板倉の仲があからさまではなく、逢瀬のあと家に戻った奥様の帯が逆になっていたのをタキが気づく。

これはどこかで解いたのであろうってくらいの儚いエロさなのよ。

 

時子の最後の手紙を板倉に渡さなかったタキ。

奥様一家の為にしたことという具合にまとめられて見えるけど、原作はタキのヤキモチだったのではないかと、どちらなのかわからないように巧妙に描かれていて良い。

 

時子だけではなく、タキもまた板倉を好きだったのであろうし、板倉もまたタキを好きだったのだと思う。

この三人は、三人だからこそ成り立っていた形。

三人でなければこの時を過ごすことができなかった関係なのだ。

まー、2時間でタキが亡くなるまでを描くのは大変なんでしょうけれど。

 

まとめ。

山田太一はエロいが、山田洋次はエロくない。