最後から二番目の恋

小泉今日子が好きだ。

若い頃は別に気にとめていたわけではない。

歌がうまいわけじゃなし、うまいどころか彼女が歌っているときのブレスでこちらが息苦しくなるほどだ。

30年前、数多のアイドル歌手とは違う切り口の彼女だったが、昨今もAKBとはいかず、やはりアイドルといえば今も小泉今日子を連想する。

 

彼女が気になり出したのは数年前。

そう、あれは宮藤官九郎の「マンハッタンラブストーリー」というドラマ。

アホらしいほど笑える恋愛ドラマなのだが、かなりの低視聴率だったらしい。

ドラマでのキョンキョンはタクシードライバー役の酔っぱらいだったが、その演技が全盛期の山口智子、いやそんなものさえ越えて野際陽子くらいのキレ具合だったのである(ごめんなさい、最近ダブルキッチン観たもんで)

 

またまた中井貴一である。

小泉今日子とW主演で大人の恋のドラマに出演中だということでみてみた。

確かに主演は45歳と50歳。

脇を固めるのもこれまた大概が40代である。

 

大人。

大人とは何歳からいうのだろう。

大人と子供の境目ってなんだ。

年齢を見ると45とか50とかあるので「大人の恋」とは、えぇ、まぁ、「年寄りの恋」なのか。

いや待って。

最近の40、50が若いのは承知の上だが、50歳っていったら、あーた、壮年じゃないすか、もう。

(ごめんなさい、今厚生労働省の資料みたら、壮年が25~44歳で中年が45~64歳なんですって、44歳までは若いのとひとくくりでいいらしいわよ)

そっかー大人って中年のこというのか。

大人の恋とはよく言ったもんだ。

 

なに、なに私、40面とか50面さげて恋すんなとか言っておるわけではありません。

どんどんしてくださいな。

30歳年下の奥様なんてのもどうやら流行りのようだし。

晩婚や離婚率の高さからいって40代50代の恋愛観結婚観の変化なんてのはもう当たり前の時代ですし。

 

えー、さて、ドラマの内容ですが特にびっくりするような展開はございません。

ただ中井貴一って俳優は(ようやく戻りましたね、冒頭に)ほんっとにかっこよくもかっこ悪くもなる男だということを再認識した次第で。

あの顔かたちのなせるわざだろうか。

もちろんよい俳優であることは確かだ。

いや、良いどころか、かなり上手い。

 

きょんきょんやその他独身女性、奥様連中も含め、中年の悲しさが露呈されるドラマなわけだが、女子(?)どもで話される内容がその辺のおばさんたちの会話と重なりあう普通のセリフ。

演技してるっていうよりはなんとなく素のような雰囲気もあり。

誰もが織田裕二やキムタクのような日常を送っているわけではないのだよ。

 

ま、いったい何が言いたいかっていうと、

森口博子の化粧が濃い!

なんとかしてくれっちゅうことだな。

 

そんな気になるキョンキョンを観ようとテレビを見ないこの私が、木曜22時だまってテレビ前に鎮座していた。

最後から二番目の恋」は昨夜で10回目。

はっきり言おう。

私の貴重な10時間を返して欲しい。

まるでテレビに石をぶつけてしまいそうなくらいストーリーの進展しない、いや、ストーリーのないドラマなのである。

坊主が出てきて坐禅組みそうな、まるで、無。

いやなに、小泉今日子が悪いのではない。

中井貴一が悪いのでもない。

昨夜が最終話だと勘違いしていた私は、ドラマが終わった画面をあんぐりと口を開けたまま惚けていた。

これは来週の最終回に全部丸投げしてひっくり返すのかしら。

本当に面白くないドラマの数えて二番目くらいに位置してしまう、このままでは。

しかし、来週の最終回もみてしまうんだろうな、きっと。

 

ドラマの内容はさておき、それでも小泉今日子は素敵だ。

なかなかこれだけ長く同じテンションで仕事を続けてこられるものではない。

勤続30年、まるでサラリーマンのようである。

最後から二番目の恋 DVD-BOX

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