読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

八日目の蝉

「八日目の蝉」

これは......感想を書くのが難しい。

原作を読んでいないのだが、角田光代さんでこの設定ではちょいと驚きだ。

不倫相手の子供をさらって育ててしまうという、なんとも心臓に悪いストーリーなわけで。

おかしくなってしまった女の話って言ってしまえばそれまでなのだが、どこからどう切り取ってみせていくかでそれぞれの立場が映し出される。

普通に考えりゃ連れ去ったやつがわかってんだから、すぐ捕まるだろうと思うんですが。

うむ....。

とても複雑な気持ちになるストックホルムなお話でした。

道徳どころか完全に犯罪なわけで、そうみてしまうとなんともいえないわけだが、芸術としてみてしまうと、あぁ親子や家族って血ではないのだなと。

 

今回観た「セカンドバージン」にしろ「八日目の蝉」にしろかかわった男の女房ってどっちも悪くないんですよね。

それなのになんだか悪者にみせてしまうところが描き方。

誰の立場になって観てしまうのか。

これが年齢や人生経験とともに変化していくからおもしろいわけで。

そう思えばやはり「源氏物語」は最高なわけです。

(あら、ずれちゃった)

八日目の蝉 DVD-BOX

八日目の蝉 DVD-BOX

八日目の蝉 (中公文庫)

八日目の蝉 (中公文庫)