綿の国星

若い頃憧れのヒトがいた。

彼女はいつも勉強していて仕事にも独自のセンスをいかす。

もちろんおしゃれで本もたくさん読んでいた。

いつ会っても元気なヒトだったが、彼女は40歳で死んだ。

 

そんな彼女が好きだったマンガが大島弓子の「綿の国星

彼女がなくなって10年以上経った今、このマンガをようやく読んでいる。

主人公の女の子の絵はよく知っていたが、そうかこのコ猫だったのか。

 

捨てられたちび猫の目線で描かれるファンタジー。

拾われた家での生活が始まる。

このちび猫をはじめ登場する猫はすべて人間の姿をしている。

生きている人間との違いは猫の耳があるかないか。

 

長い年月を経て(笑)このマンガを読むことができたのはご近所さんのお蔭だ。

近所での立ち話がきっかけでお互いがマンガ好きと知り、貸し借りすることになったのだ。

この他に名作と知りつつ読まずにいた「ポーの一族」も貸してもらう。

これもまた至極美しい。

 

冒頭の大島弓子を愛した彼女はよく言っていた。

あのねー大島弓子は寝るときに読むんだよ。

そうすれば優しい気持ちで眠れる。

なるほど。

綿の国星 (第1巻) (白泉社文庫)

綿の国星 (第1巻) (白泉社文庫)