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決して開けてはならない

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「決して開けてはならない」とは玉手箱を手渡すときに乙姫が浦島太郎に告げた言葉。

なぜ開けてはならないものを渡すのだ。

人間が竜宮城へ入り込んだときのマニュアルでもあるのだろうか。

規則として玉手箱を渡すようにと。

ならば取説もつけて欲しかったと思うのである。

 

「決して開けてはならない」「決して見てはならない」という言葉で思い出されるのは、日本人に馴染みの深い昔話、「鶴女房」(鶴の恩返し)などに代表される異類婚姻譚である。

鶴や蛇、魚の動物などと人間との婚姻の他、天女や鬼など種類も幅広く世界中に分布している。

上記の浦島太郎などもヒラメやタイなどと数日戯れていたとあるが、室町時代の御伽草子によれば乙姫と3年共にしたとある。

その間何もなかったとは言わせない。

そして乙姫の正体は浦島が助けた亀である。

 

日本の昔話だと、どうも人がよく真面目なのになんらかの理由で嫁のいない男が動物を助ける話から始まるようだ。

子供も生まれ良き妻良き母の彼女ら(女が多いよね、雪女もか山姥もか、ちょっと違う)は、ある日覗くなといっていた姿を見られ、男の前から姿を消す。

もしくは追い出されるという結末。

 

また、疑問。

先の玉手箱と同様、なぜ「見るな」と言うのか?

「見るな」と言われれば・・・見るだろう。

入浴を覗くな出産を覗くな玉手箱に座敷牢

覗いてはならないもののてんこ盛りだ。

日本に限らずどうやら人間はこんな話が好きらしい。

が、しかし覗いた結末は不幸と呼ばれるものが訪れ、生活は一変。

もしくは殺されてしまう。

やはり日々の暮らしを守るためには、そそられるものを覗いてはいけないらしい。

ここで思い出すのはリンゴを食べた彼らだが・・・・・。

 

様々な異類婚姻譚であるが、初めて聞いた話に「蛤女房」というものがあった。

皆さんはご存知だろうか。

これもまた御伽草子に出てくる話である。

 

ある日男が漁をしているととても大きなハマグリをとった。

が、しかし男はそのハマグリを逃がしてやり、その後美しい女が登場と相成る。

 

女は嫁になるととてもおいしい味噌汁をつくった。

しかし男がいくら尋ねても作り方を教えてくれない。

ある日女が味噌汁を作っているところを男が覗くと女は鍋をまたいで小便をしていた・・・・・。

 

さて、私はこの話を聞いて(読んでか)少なからずショックを受けた。

この後男は怒って嫁を家から出すのだが、なんちゅー話だ。

蛤が小便・・・・・。

この男も読者ももちっと早く気づくべきだったのではないか。

オヤジが酔って考えた(失礼)エロネタにしか思えない。

 

異類婚姻譚、それは友好か希望か事実か。

単なる話のお遊びなのか。

本当のところはわからない。