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人魚の森

人魚の森 高橋留美子』 1988年

 

最近マンガばかりが続いている上に、やけに古いものを引っ張り出してしまいました。

人魚の森」「人魚の傷」「夜叉の瞳」の3部作。

先日ブックオフへ出かけたときにこの人魚シリーズの3作目を発見し、自宅にあった前の2冊とともに読み返してみましたとさ。

 

はぁ・・・・相変わらず怖いわね。

読後感は消化不良を起こすような感じじゃないんだけど、

まず、ネーミングよ。

何よ、その「なりそこない」っての。

すっかり化け物にしちゃってさ、しかもその容姿たるや・・・・・。

 

ヨーロッパの人魚たちは海の泡となる(ラストはいろいろらしい)

美しいイメージがあるけれど、東洋の人魚は妖怪扱い。

上半身が人間の女で下半身が魚。

髪は長いんだけど、顔がまた薄気味悪い魚みたいなんだな。

 

この高橋さんのマンガはどうやら日本の人魚伝説「八百比丘尼」をベースにしている模様。

元は福井県なのだそうだが、日本全国に似たような伝説があり、

アイヌ民話にも出てくるのだそうだ。

どこでも喰ってたのか?人魚。

 

そう、人魚の肉は不老長寿の霊薬。

この肉をめぐって人間の薄汚さが満ちてくるってお話なんですの。

ところでアンデルセンの人魚姫だが、あれは王子様(だっけ?)の傍にいたくて海の魔女に人間の足にしておくれってお願いしに行くんでしたね。

やっぱ下半身が魚ではいけないの?

生活圏に違いがあるからかしら?

それとも種の違いから交尾の不都合を感じてかしら?

 

ここで出てくるのはジュゴンよね。

えっとこの方々は(ジュゴンのことだけど)哺乳類なので卵で産むわけじゃないのよね。

さて、となると気になるのはジュゴンの肉よ。

えぇ食すそうです、不老長寿の霊薬として(形だけでも)

しかも霜降りでうまいんだそうだ。

 

不老不死の霊薬があるんだけど、いらないかって?

いらないねぇ・・・死ねないのは大変そうだし。

人魚の森 (るーみっくわーるどスペシャル)

人魚の森 (るーみっくわーるどスペシャル)