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ジョゼと虎と魚たち

ジョゼと虎と魚たち 田辺聖子』 1984年

 

あまりに有名な作家だと、本屋で手が出ないものなのかもしれない。

田辺聖子もそんな作家。

文庫を見れば、いつも本屋に並んでいる。

あまりに見慣れた名で本が棚と同化して見えたのかもしれない。

この大御所の作品を初めて手に取ったアホである。

 

読み終えた感想は

「どうして今まで読まなかったのだろう・・・・・」

子供の感想のようでお恥ずかしいのだが、一言で言うなら

「おもしろかった」のである。

それこそ本当におもしろかったのである。

 

映画化されたこの作品を含め、9つの短編集。

9人の女性達の物語。

そして絡んでくる男たちの物語。

おもしろくない話などひとつもないのだ。

愛おしいキャラクターたち、そしてどこにでもいる女たち。

 

それぞれの人物描写が見事で(当たり前だ、大御所だ)、

大阪弁(関西弁)が女性達の魅力を引き立てる。

セックスを情交と呼び、大人の恋はまさに秘め事。

恋に不慣れな女の子から、達人、女性の極意まで、人間80年

いい味出すもんですなぁ。

 

はぅ~

恋を待つ女性のあなた、どうです?

旅先で読んでみたい1冊。

いちおし!

ジョゼと虎と魚たち (角川文庫)

ジョゼと虎と魚たち (角川文庫)