アキレスと亀

アキレスと亀」 2008年 北野武監督

 

ゼノンのパラドックス・・・・・追いつけない・・・・・・・

画家の夫婦の物語。

幼少のころより絵を描くことだけに生きた男。

支える妻・・・・

と、書くと苦労した芸術家が認められる映画を想像するが、なかなか現実は厳しい。

 

主人公真知壽(マチス)は、親のすすめで子供のころから絵しか描いたことがない。

マチスだって、すごい名前だね)

子供時代、青年期、壮年期の3部構成。

壮年期はご存知、武さん自身が役を演じている。

 

才能とは?売れるとは?生活とは?芸術とは?

この「〇〇とは?」がいろいろ浮かぶ映画だ。

今回は芸術家の苦悩のようなものが好きなので、楽しめました。

が、やはり途中コントのようなものを小ネタでださないと、やっぱり武さん落ち着かないのかな。

どうせお笑い入れるなら松っちゃんくらい入れても・・・・と、思ってしまうのは失礼なのか。

 

子供のころ身近にいた画家の役を仁科貴(川谷拓三さんの息子さんです)が演じていたのだが、彼を久しぶりにみた。

NHKの連続テレビ小説に出ていたのだが、その後あることで逮捕され、もったいないことになったと心配していたのだが、自粛期間を経て現在は活躍されているようだ。

妻役の麻生久美子ももちろん良い雰囲気で、その後、晩年の妻が樋口可南子とくればこの辺は安心して(?)観れる。

 

訳の分からない夫に振り回される妻、ラストにその妻樋口可南子から語られる台詞。

夫の身勝手さに呆れかえる方々も多いかもしれないのだが、これが本当の妻なのではないかと思ってしまうところでもあった。

 

今回のこの映画は、北野さん 私、嫌いじゃないです・・・・・・・。

(なんだかとってもえらそうだな、巨匠にむかって)

本当に才能って、紙一重。

アキレスと亀 [DVD]

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