さくらん

『さくらん 安野モヨコ』 2003年

 

江戸吉原。

花魁きよ葉の物語(短くていいな)

仕事が絡む金が絡む男が絡む・・・酒を飲む。

度が過ぎればひとが死ぬ。

女郎の世界は地獄やのぅ。

 

安野モヨコのマンガはおもしろい。

一番のお気に入りは「ハッピーマニア」だが、この江戸遊女の物語「さくらん」も結構いける。

安モヨのマンガはどれも勢いがある。

 

8歳で吉原に連れてこられたきよ葉は悪たれで嫌われ者。

そして、10年にひとりの上品(じょうぼん)いずれ花魁道中を張る。

ま、こんなこと書くと苦労の末に上を目指して花魁になった風だけど、彼女の場合はそんなことなくって、なりたくないけどばかにされんのが嫌だから意地だったってこと。

余談ですけど「ありんす」って捨てられたお里がばれないように使わせられた言葉なんだってね。

 

映画の話もちょっと。

監督はさすが鬼才蜷川さんのお嬢さん(この呼び方嫌だろうね、本人は)だもん、あんな映像みたことない。

原色の嵐。

当時あそこまではいかないだろうけど、実際はどんなだったか教えてね、吉原に通い詰めた旦那衆どの。

しかし、土屋アンナファンよごめんね。

彼女のあの台詞廻しはなんとかならんかっ!

絵的には良いんだから、台詞無しの椎名林檎の曲のみで十分いけると思うけど。

それにしても夏木マリかっこいいな~。

 

主人公きよ葉の台詞からひとつだけ引用。

 

どこへ行こうと同じこと わかっただけで もうけもんさ

 

だよね。

そう思うわ。

しかし、あからさまな根性わるはいい女に見えるけど、いい人ぶってるのに実は自分が根性わるってことに気づかないのがいちばん手を焼く。

だって本人はいたって善のつもりなんですもん。

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