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道元の冒険

道元の本を何冊か読んだ。

一般人でも人生いろいろあるのに、ましてや高僧の思考、生涯などわかるわけがない。

とりあえず一冊ご紹介。

 

「道元の冒険  井上ひさし」1971年戯曲

 

井上ひさしといえばあれだ。

馬というか

鮒子(フナコ)というか

ごはんですよ・・・・なひとだ。

 

これは道元の半生を描いたもの。

そしてもうひとりナゾの男が出てくる。

この男と道元の関係は・・・・。同一人物なのか、別人なのか。

ここに「冒険」という言葉の意味が隠されている。

最後は彼ならではの落ち。

 

悟りか、狂気か・・・・・。

 

溢れるユーモアと読みこなしたと言われる仏教のテイスト。

そしてたっぷりの皮肉・・・。

言葉とはこう使うんだとあらためて考えさせられた。

 

今年の夏、「道元の冒険」が舞台化された。

演出は鬼才蜷川幸雄

道元を演ずるのは阿部寛

阿部ちゃんの台詞は少ないのだが、常時舞台の端に坐ったまんま。

かなりの存在感を現しておりました。

いい役者になったなぁ(この表現はえらそうだな)

そして木場勝己。一番役が多かったそうだ。

テレビにも数々ご出演。金八先生にも出ていたな。

もし「バガボンド」が実写化されたら、この方が沢庵坊だろうなぁ。

原作 井上ひさし 演出 蜷川幸雄

 

巻末には1971年のあとがきが書かれている。

筆者が道元とどう向かい合ったのか、そして宗教とのかかわりあい。

彼がこの話を書くことになった経緯が書かれている。

最近発売されている本にはこのあとがきはあるのかな?ないのかな?

もしなかったとしたらそれはとっても惜しい話だ。

あ~もう 惜しいことばっかりだ。

 

夢をよく見れば わたくしの存在は不確か

 

やるなぁ 鮒子! じゃなかった井上先生 大先生!!

道元の冒険 (1971年)

道元の冒険 (1971年)

舞台「道元の冒険」 [DVD]

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