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十角館の殺人

綾辻行人十角館の殺人

 

綾辻氏のデビュー作でここから館シリーズは第8作まである。

大まかな内容は、大学のミステリ研究会のメンバーが殺人事件のあった九州の孤島の館に旅行に行き次々と殺されていくというもの。

メンバーにはそれぞれエラリイ、ポウなどと著名なミステリ作家の名前がついており少々気になる人は気になるだろうな。

しかし綾辻ファンはこの作品が一番好きな人が多いそうだ。

ラストにやられた感があるからだろう。

 

シリーズ後半の作品を読むとわかるのだが、一番目の作品の文章の書き方とさほど違いは感じられない。

これは綾辻氏が最初から良い書き手だったのだと思うのだが・・・。

彼は「十角館の殺人」の登場人物にこんな台詞を言わせている。

 

『ミステリにふさわしいのは時代遅れと云われようが、名探偵、大邸宅、怪しげな住人、血みどろの惨劇、不可能な犯罪、破天荒なトリック。絵空事で大いに結構。要はその世界の中で楽しめばいいのさ。ただしあくまでも知的にね』

 

乱歩そして横溝の流れを汲む作家だよなぁ。

十角館の殺人 (講談社文庫)

十角館の殺人 (講談社文庫)